【事例】独自のデザイン思考を武器にする「NIKKEN ACTIVITY DESIGN Lab」 / 日建設計NAD

大手設計会社である日建設計には、「NIKKEN ACTIVITY DESIGN Lab」という部門があります。メンバーは設計者だけでなく、デザイナーやクリエイターもおり、通常の設計立案に加え、コンセプト立案、空間デザインなども手掛けています。この部門では、人の行動に注目したり、人を中心に据えながらデザインしていく「Activity design」という、独自のデザイン思考を活用しています。何をデザインするかをプロジェクト初期から考えることはなく、まずはテーマとなる生活や空間を体験するところからプロジェクトを開始。データでは見えない部分を徹底的に観察した結果得た気づきから目的をデザインするそうです。

【日建設計NAD室】「理想のデートプラン」で“都市”を使いこなす! 20代女性によるワークショップ | 建設通信新聞Digital

 日建設計で人間の行動をテーマに空間や社会のデザインを提案するNAD室(NIKKEN ACTIVITY DESIGN lab)は6月28日、東京都港区のインテリア用品店SieMatic AOYAMAで「都市の中のデートアクティビティ」をテーマにワークショップを開いた。  ゲストには建築、IT、広告、経済などの分野で活躍する20代女性が参加し、都市を活用した「理想のデートプラン」を発表した=写真。冒頭、あいさつしたNAD室の吉備友理恵氏はデートを「都市を使いこなし、相手と自分の関係をデザインすること」に位置付け、「都市の遊休地の新しい活用策を考えたい」と語った。  ワークショップ後、塩浦政也NAD室長はこれまでの都市の魅力発信や生産性向上が男性中心だった点を指摘した上で、「若い女性が中心となったコミュニケーションでこの予定調和を壊してほしい」と呼び掛けた。  NAD室では「人と対話をして学ぶ」をテーマとするイベント「NAD NIGHT」を社内向けに実施してきた。今回は初めての公開イベントで、今後も月1回程度イベントを開く。 建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

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