北欧家具メーカーの「イケア(IKEA)」がデンマークの首都コペンハーゲンに開設した、次世代の持続可能な生活を探求するラボ「SPACE10」。今回は、ここで行われている、コペンハーゲンの住宅不足を解決するためのプロジェクトをご紹介します。
SPACE10は、コペンハーゲンの住宅不足問題に取り組むCPH Villageと共に、都市の使われていない土地を「小さな村」に変えるプロジェクトを実施。輸送用コンテナを住空間として使用し、自由な組み合わせや切り離し、リサイクルができる簡易的で小さなアパートに改築。今後は2020年までにデンマーク国内外に10の村(もしくは2,500軒の学生用住宅)を開設することを目標としています。主に若者やお金のない学生に対し、未使用地に近代的で移動可能な村を開発するという新しい方法で、住宅不足という社会問題を解決している事例です。
▼ SPACE10( https://space10.io/ )
2015年、IKEAがデンマークの首都コペンハーゲンに開設。「次世代の持続可能な生活を探求する」ことを目的に、“To create a better everyday life for the many people(より多くの人により良い生活を)”というIKEAのビジョンに新たな視点からアイデアを生み出し、社会の課題を解決するためのプロジェクトを日々進めている。元は水産加工施設だった建物を改築した広さ約100平方メートルの公共スペースに、デザイナーやエンジニアなどバックグラウンドの違うさまざまなメンバーが集まり、プロジェクトに取り組むオープンスペース。
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